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ホーム > 漢方診療 > 症例について > ひどいのぼせ症

漢方薬を投与してみて効果を実感した症例

 西洋医学では、病気の診断を行ってから処方薬を決めるのに対して、漢方医学では、各々の体質に合った処方薬を決めて、体のゆがみを徐々に改善しながら病を治して行こうという考え方をします。漢方薬を投与してみて思わぬ効果が得られた症例の一部を紹介していきます。

ひどいのぼせ症

 のぼせ症の原因には、甲状腺機能亢進症や、更年期障害、高血圧など様々な原因がありますが、特定できない場合も多いのです。

 漢方では、体質を見て処方を判断しています。とにかくのぼせて発汗がひどい場合には、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)を、発汗はそれほどひどくないが、のぼせて頭の重い感じのある例では桂枝人参湯(けいしにんじんとう)を、のぼせて何となくもやもやして手足がほてる例では三物黄ごん湯(さんもつおうごんとう)を、血圧が高めでイライラがあるのぼせ症では、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)を、脳動脈硬化症を伴う例では釣藤散(ちょうとうさん)を用いると軽快する例が多いです。



漢方は保険がききます

 同一人物でもその時々で体質が変化していきますので、手首の脈を触れ(脈診)、舌を観察して(舌診)、お腹の張り具合を手で押して確かめながら(腹診)、その人に一番合った処方を決めます。昔は生薬を煎じて飲んでいましたが、今ではフリーズドライ製法の発達によって、粉薬として調剤された漢方薬が出来上がっており、保険診療で使用できます。

 また、医師が診察して処方する漢方薬と、お店で自分で買える漢方薬には違いがあります。どうぞお気軽にご相談ください。

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電話: 0467-32-1315





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