ひどいのぼせ症
のぼせ症の原因には、甲状腺機能亢進症や、更年期障害、高血圧など様々な原因がありますが、特定できない場合も多いのです。
漢方では、体質を見て処方を判断しています。とにかくのぼせて発汗がひどい場合には、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)を、発汗はそれほどひどくないが、のぼせて頭の重い感じのある例では桂枝人参湯(けいしにんじんとう)を、のぼせて何となくもやもやして手足がほてる例では三物黄ごん湯(さんもつおうごんとう)を、血圧が高めでイライラがあるのぼせ症では、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)を、脳動脈硬化症を伴う例では釣藤散(ちょうとうさん)を用いると軽快する例が多いです。
|