患者さんの側からみて、どういった異変を来たした時に医院に相談に来られるのかを挙げてみます。これを主訴といいます。
カテゴリ |
主訴 |
全身の異常
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発熱 発疹 肥満 痩せる むくむ 疲れる 起きられない
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中枢神経・感覚の異常
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頭痛 めまい 昏睡 不眠 けいれん しびれ 筋力低下 耳鳴り 立ちくらみ 鼻づまり 味がない のぼせる 冷え性 まぶしい 目が疲れる |
循環器・呼吸器の異常
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胸痛 不整脈 高血圧 低血圧 呼吸苦 動悸 息切れ 咳・痰 嗄声 |
消化器の異常
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口・舌の異常 嚥下困難 食思不振 吐き気・嘔吐 腹痛 吐血 血便 下痢 便秘 腹部膨隆 黄疸 |
血液の異常
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貧血 出血傾向 リンパ節腫大 |
腎・泌尿器の異常
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頻尿 多尿 乏尿 血尿 排尿痛 排尿困難 尿失禁 尿閉 |
性機能の異常
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月経異常 乳房腫瘤 不妊 |
皮膚の異常
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発疹 痒い 爪の変形 腫瘤 にきび 熱傷 挫傷 切創 腫瘍 |
骨・関節の異常
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腰痛 膝痛 肩こり バネ指 打撲 捻挫 骨折 |
行動・精神の異常
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抑うつ 物忘れ ボケ 興奮 |
西洋医学では、病気の診断を行ってから処方薬を決めるのに対して、漢方医学では、各々の体質に合った処方薬を決めて、体のゆがみを徐々に改善しながら病を治して行こうという考え方をします。