アトピー性皮膚炎
現代の難病の一つ、アトピー性皮膚炎。アレルギー体質のために喘息や膠原病が隠れている場合には、まずそちらの治療を優先します。しかし、いろいろ試してもなかなか改善しないアトピー性皮膚炎が多いのも事実です。
痒みがひどい、皮膚のカサカサした場合(漢方では皮膚の枯燥(こそう)と言う)には、当帰飲子(とうきいんし)。皮膚が湿潤していて夏になると痒みがひどくなるような例では、消風散(しょうふうさん)。「おけつ」と言う血液の循環の滞っている例では、温清飲(うんせいいん)などを用いると改善する例が多いです。
また、苦参湯(くじんとう)と言って、苦参(くじん、西洋のハーブではクララ)一味を煎じて、入浴する際に外用(皮膚に塗る)したり、入浴剤として風呂の中に入れると、皮膚の痒みが解消され、皮膚を掻き壊す回数が減って、アトピー性皮膚炎の増悪を防ぐことができます。
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