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ホーム > 漢方診療 > 症例について > アトピー性皮膚炎

漢方薬を投与してみて効果を実感した症例

 西洋医学では、病気の診断を行ってから処方薬を決めるのに対して、漢方医学では、各々の体質に合った処方薬を決めて、体のゆがみを徐々に改善しながら病を治して行こうという考え方をします。漢方薬を投与してみて思わぬ効果が得られた症例の一部を紹介していきます。

アトピー性皮膚炎

 現代の難病の一つ、アトピー性皮膚炎。アレルギー体質のために喘息や膠原病が隠れている場合には、まずそちらの治療を優先します。しかし、いろいろ試してもなかなか改善しないアトピー性皮膚炎が多いのも事実です。

 痒みがひどい、皮膚のカサカサした場合(漢方では皮膚の枯燥(こそう)と言う)には、当帰飲子(とうきいんし)。皮膚が湿潤していて夏になると痒みがひどくなるような例では、消風散(しょうふうさん)。「おけつ」と言う血液の循環の滞っている例では、温清飲(うんせいいん)などを用いると改善する例が多いです。

 また、苦参湯(くじんとう)と言って、苦参(くじん、西洋のハーブではクララ)一味を煎じて、入浴する際に外用(皮膚に塗る)したり、入浴剤として風呂の中に入れると、皮膚の痒みが解消され、皮膚を掻き壊す回数が減って、アトピー性皮膚炎の増悪を防ぐことができます。


漢方は保険がききます

 同一人物でもその時々で体質が変化していきますので、手首の脈を触れ(脈診)、舌を観察して(舌診)、お腹の張り具合を手で押して確かめながら(腹診)、その人に一番合った処方を決めます。昔は生薬を煎じて飲んでいましたが、今ではフリーズドライ製法の発達によって、粉薬として調剤された漢方薬が出来上がっており、保険診療で使用できます。

 また、医師が診察して処方する漢方薬と、お店で自分で買える漢方薬には違いがあります。どうぞお気軽にご相談ください。

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電話: 0467-32-1315





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