ホーム > 漢方診療 > 症例について > う歯、ムシ歯
西洋医学では、病気の診断を行ってから処方薬を決めるのに対して、漢方医学では、各々の体質に合った処方薬を決めて、体のゆがみを徐々に改善しながら病を治して行こうという考え方をします。漢方薬を投与してみて思わぬ効果が得られた症例の一部を紹介していきます。
ムシ歯に漢方?と思われる方も多いでしょう。立効散(りっこうさん)という、ムシ歯の特効薬が漢方にはあります。また、風邪に頻用される葛根湯(かっこんとう)や、ニキビの特効薬の清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)を服用して効果がみられることもあります。
同一人物でもその時々で体質が変化していきますので、手首の脈を触れ(脈診)、舌を観察して(舌診)、お腹の張り具合を手で押して確かめながら(腹診)、その人に一番合った処方を決めます。昔は生薬を煎じて飲んでいましたが、今ではフリーズドライ製法の発達によって、粉薬として調剤された漢方薬が出来上がっており、保険診療で使用できます。
また、医師が診察して処方する漢方薬と、お店で自分で買える漢方薬には違いがあります。どうぞお気軽にご相談ください。