給食が食べられない 虚弱体質
体の線が細く、食も細くて、小学校に入ってから、「給食が食べられない」「虚弱体質で困っている」というお子さんを伴って受診される親御さんがたまにおられます。
私自身も、小学生時代は、食が細く、すぐ風邪を引くいわゆる「線の細い子供」であったため、その辛さは痛いほどわかります。昔は給食は残してはいけなかったので、5時間目の授業が始まっても、まだ給食を食べさせられていた思い出があります。
その様なお子さんには、黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、六君子湯(りっくんしとう)などの「補剤(ほざい)」と呼ばれる、元気の出る薬を処方しています。特に、黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)は成分に膠飴(こうい)と呼ばれる「アメ」が入っているため、甘くて子供にも飲みやすいのです。学年が上になるにつれて、周りの子供と遜色がないほど体格も立派になる例を多数経験しています。
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